人とお金に好かれる「貯徳」体質になる!/竹田和平

 

人とお金に好かれる「貯徳」体質になる!

人とお金に好かれる「貯徳」体質になる!

 

 

 タマゴボーロで知られる竹田製菓の経営を再建した…というよりも、今や投資家としての顔の方が通りがいいかも知れない、竹田和平さんの著書です。

 前半は、竹田さんのお考えを述べられていて、後半は、孔子の子孫である孔健さんを始めとして、山崎拓巳さんや浅見帆帆子さん、アラン・コーエンさんなど、名だたる自己啓発本の著者との対談が収められているのが目を引きます。

 この本は2009年に出版されたモノなのですが、バブル期以降、「物の時代」は終わりを告げて、「心の時代」になったと指摘されています。

 確かに、リーマンショック後の不況や東日本大震災などを経て、よりその傾向が強まっているように感じられます。

 そんな中で「豊か」になるためには、感謝の心を持つことが重要だということで、「ありがとう」ということをクセにすることで「徳」のココロの基本を身につけることになるということです。

 そういう「徳」を持った人の例として、かつての「旦那」を挙げられているのですが、若い人たちをサポートすることによって、「徳」を積み、周り回って「豊かに」なると言うことでしょうか…