タグバナ。/田口壮

 

タグバナ。

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 昨日紹介した『何苦楚日記』の続編と言うことになるんでしょうか、随分構成は異なるのですが、2004~2006年の田口さんのアメリカでの活躍の様子を自らの言葉で語った本です。

 前作は、HPに掲載された「メール」を原型に近いカタチで集めた本ですが、この本は書き下ろしなのか、かなり手を入れられている感じです。

 この時期は、ほとんどメジャーで過ごされたこともあるのか、かなり面白おかしい内容が中心にはなっているものの、完全な主力という訳ではなく、自分の居場所を模索しながら、確実に存在感を増していく様子が伺えます。

 最後に、2006年のワールドシリーズ優勝の場面が、素直に、ああ報われて良かったなあと思えるのが、田口選手に取っての最高の成果何だろうなあ、と思えました。