- 作者: カルロ・アンチェロッティ,片野道郎
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2010/05/10
- メディア: 単行本
- 購入: 3人 クリック: 64回
- この商品を含むブログ (12件) を見る
ACミランやレアル・マドリード、チェルシーと言ったメガクラブで監督を務め、チャンピオンズリーグを始めとして、数多くのタイトルを勝ち取ってきた、カルロ・アンチェロッティが語る戦術論です。
ヨーロッパサッカーに興味のある人にとっては、アンチェロッティって言うと、戦術家というよりも、チームマネジメントの巧みさで知られるのですが、さすがは戦術大国イタリア出身だけあって、戦術家としても有能な人なんだなあ、とこの本を読んで感じます。
ただ、あくまでも戦術も選手が実行するものであるから、戦術の原理主義的な考えではなく、選手の特性に合わせて臨機応変に取るべき戦術を考えるべきだ、という考え方のようで、ミランやレアル・マドリードでの戦いを見ているとナットクだな、という感じです。