毒舌タレントとして知られる有吉さんの「毒舌のすすめ」なんですが、どっちかと言うと、先輩や上司の転がし方という印象の方が強い本になっています。
「毒舌」キャラらしく、突き放した表現をされていますが、どことなく人懐っこいキャラが見え隠れします。
というのも「転がして」いる風のことを言いながらも、結構相手が喜ぶことはどういうことなのか、というのを意識されていて、ちゃんとそこをくすぐっているというのは、如何に相手を見ているか、と言うことですよね。
そうした上で、「毒舌」を喜んで受け入れてくれる相手にだ、ある意味、愛情表現の一つとしての「毒舌」なんだな、と言う気がします。