わが子の潜在力を開花させるスポーツ子育て論/遠山健太

 

 

 様々な種目のトップアスリートのトレーナーをされている方の、子供のスポーツの取組に関する親のコミットメントについての本です。

 ついつい親の立場としては、何かスポーツで将来大成することを夢見て、早くから特定のスポーツに取り組ませることが散見されますが、あまり早いうちから特定のスポーツに専念してしまうと、それはそれで弊害があるようです。

 むしろ、意図をもって何らかのスポーツをさせるよりも、自由にカラダを使って遊ばせている方が、バランスよく基本的な運動能力を身につける可能性が高いという研究結果も紹介されています。

 確かにゴルフやテニスなど、早くから始めた方が有利になるスポーツも存在はするのですが、アメリカのトップアスリートに散見されるように、複数のスポーツでトップレベルのポテンシャルを示す可能性もあるようです。

 ということで、あんまりガツガツせずに自然に任せた方がいい部分もあるみたいですよ。