- 作者: マルコム・グラッドウェル,勝間和代
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2009/05/13
- メディア: ハードカバー
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我々は、抜きんでた実績を上げている人を見て、「あの人には才能があったから…」なんてことを言ってしまいがちです。
でも、生まれながらの天才なんてものは存在しない、というのがこの本のテーマです。
ビートルズやビル・ゲイツといった「成功者」を例に挙げて、彼らが「天才」となっていった過程を紹介されているのですが、それも含めて、ある分野で抜きんでた実績を上げるためには、その分野での1万時間以上の取組が必要だということで、逆に1万時間の取組をすれば、元々の才能はともかくとして、、ある程度目覚まし成果を挙げることが出来るということです。(例えば、ハンブルグに行く前のビートルズは、そう大したバンドじゃなかったけど、その後は…ということです。)
ただ、1万時間ある分野に打ち込むためには、それなりの機会が必要であって、仮に才能に恵まれているとされている人であっても、その才能を活用する機会に恵まれることが無ければ、才能が開花することはできない、ということで、その「機会」を奪わないためにも、教育の重要性を解かれます。
ある意味、我々が抜きんでることが出来ないのは、「才能」と言う言葉を笠に着て、努力を怠っているだけという見方みできるかも知れませんね…