すべらない敬語/梶原しげる

 

すべらない敬語 (新潮新書)

すべらない敬語 (新潮新書)

 

 

 昨日、英語本を消化したフリーアナウンサーの梶原さんによる敬語に関する本です。

 フリーアナウンサーということで、ある意味「言葉のプロ」による敬語論である訳ですが、序盤は敬語の原則論をゴジャゴジャ話されます。

 で、1/3位読んだ頃に、どっちやねん!って思ってるでしょ、みたいなことをおっしゃいます。(分かってたんや!?)

 ただ、敬語って正しい―間違ってるっていう二元論じゃあなくて、相手があってのものなので、相手がどう感じるかによっては、世間的に正しくても間違ってても、話し相手がキモチよく話をしてくれれば、それが一番大事なんじゃない!?って、当たり前のような、でも今まで論じられていなかった敬語論の究極を…まあ、コロンブスのタマゴ的な話なんですけど、それが一番ですよね!?