一流の人は、なぜ眠りが深いのか?/奥田弘美

 

 

 精神科医として、睡眠障害なんかのカウンセリングもされている方の著書です。

 最近、「朝活」とか「パワーブレックファスト」とかと言って、朝の時間を活用することを勧めるビジネス書が多く出版されていますが、この本では、睡眠時間を削ってそういう活動をすることに対して警鐘を鳴らされています。

 著者の奥田さんは、一日最低6時間、できれば7時間の睡眠を確保することがパフォーマンスを最大化する上で不可欠だとされていて、それ以下の睡眠時間となることを“睡眠負債”とおっしゃっておられて、そういう“負債”を抱えたらできるだけ早く“返済”することが重要だということです。

 その他にも、睡眠の質を上げるコツが満載で、え?そんなことで!?と思うような単純なこともあるので、睡眠に不満がある人は是非手に取ってみてください。

 まあ、「朝活」もいいですが、本末転倒にならない範囲で…ってことですかね…