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「婚活」症候群/山田昌弘、白河桃子

 

 

 『「婚活」時代 (ディスカヴァー携書)』のお二方が、前著の出版から5年を経て、「婚活」のその後を語ります。

 「婚活」がクローズアップされるようになった当時からの一番ポジティブな変化としては、女性が積極的に「婚活」を行うことが、ある意味「当たり前」になったということです。

 以前は、女性の結婚に対するスタンスは「待ち」が一般的だったのが、ある程度自分で主導的に「婚活」を行う姿勢が目立つようになったということです。

 ただ、結婚を取り巻く状況はあまり改善しておらず、結婚率は低下傾向のままで、未だ過渡期にあるというのが、お二方の見方です。

 その原因として挙げられているのが、昭和的な「専業主婦」の形態の呪縛があるということです。

 前著でも指摘されていましたが、最早「専業主婦」家庭を養う資力がある男性はホンの一握りで、そういう人はサッサと売れてしまって、そこからアブれた女性と、その資格を満たさない男性が市場に取り残されるという状況なんだそうです。

 この本を読んでいてウケたのが「女性は見切りが早くて、男性はあきらめが早い」というフレーズで、要するに双方とも、コレと思った相手に対して粘り強く食らいつこうという姿勢は希薄だということです。

 オープンな婚活市場をサポートするための仕組みが、官民取り交ぜて出現しつつあるようですが、もっと相手への要求事項を見直さないと、かなりキビシい状況は変わらないようです…