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裸でも生きる/山口絵理子

 

裸でも生きる ~25歳女性起業家の号泣戦記~ (講談社+α文庫)

裸でも生きる ~25歳女性起業家の号泣戦記~ (講談社+α文庫)

 

 

 バングラデシュで、現地の特産品であるジュートを原材料としたバッグを生産するビジネスを立ち上げ、成功された方の半生記です。

 世界で最も汚職指数が高いといわれるバングラデシュで、どうしたら現地の底辺で生きる人のサポートができるんだろう、という問題意識の一心で現地に飛び込み、試行錯誤の結果、ジュート製のバッグの現地生産のビジネスを起こされ、軌道に乗るまでを描かれています。

 よく途上国支援では、ただ単に財政的な支援をするだけでは、現地の有力者の懐を肥やすだけで、ホントに困っている人を助けることはできなくて、ちゃんと生きるためのチカラを持たせてあげることが重要だということが言われますが、山口さんは、かなり猪突猛進型で、あちこちでぶつかって、かなりイタイ想いをされながらも、結構最短距離で、地元の人々がプライドを持って自活できるような「仕組み」を植え付けて行ったんじゃないかな、と感じます。

 何よりも、鬱病になったりしながらも突っ走り、確固たる支援のカタチを作り上げた情熱には、ただただ感心するしかありません。