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本が多すぎる/酒井順子

 

本が多すぎる (文春文庫)

本が多すぎる (文春文庫)

 

 

 先日、『負け犬の遠吠え (講談社文庫)』が思いの外面白かったので、酒井さんの本を再び手に取ってみました。

 この本は、週刊文春に連載されていたエッセイを集めた本で、酒井さんが読まれた本を紹介されているのですが、書評という感じではなくて、直近の出来事に関連する本を取り上げて、それについて数行で紹介するとともに、出来事に関連する部分を紹介している、と言った構成の本です。

 という酒井さんなんですが、キライなわけではないんだけれど、「本を読む」ということについて、ずっと劣等感を抱いていて、特に読書感想文を書くということについて、大の苦手だったとおっしゃっています。

 でもここに書かれている読書に纏わるエッセイには、ワタクシ自身が読んだ本もいくつか含まれているのですが、非常に少ない字数の中で、見事にエッセンスを凝縮されており、出来事との結び付けも見事です。

 こういう風に、日々の生活に根差した読書が出来たらいいな、と思わせる本です。