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逃げる自由/為末大

 

逃げる自由 〈諦める力2〉

逃げる自由 〈諦める力2〉

 

 

 侍ハードラー・為末さんの著書ですが、『諦める力 〈勝てないのは努力が足りないからじゃない〉』っていう元アスリートらしからぬタイトルの本が前にあって、その続編なんだそうです。(また、やってもた…)

 この本は、最初の3分の2位が為末さんが回答者となる悩み相談で、残り3分の1程がみうらじゅんさんとの対談で構成されています。

 『諦める力』の続編ということで、そのテーマが底辺に流れた「悩み相談」になっているわけですが、冒頭に触れられていることでもありますし、「相談」でも突き詰めるとそういうことで悩んでいるのかなあ、と感じさせれられるのですが、押しなべて我々は周囲の人を「がっかりさせる」ことを過度に恐れているんじゃないかということを指摘されています。
 
 おそらく現役時代、為末さん自身がそういう毀誉褒貶に悩んで来られたのではないかと思うのですが、確かに期待に応えられて、ホメられればウレシい…でも、それが「目的」になってしまったら、自分を見失ってしまいかねないリスクがあるということです。

 だからこそ、何か悩みがあったら、「他の人の目を意識しすぎていないか?」ということを自分に問い直すことで、随分とラクになる場面があるんじゃないか、と思い返させられる本でした。