忙しいビジネスマンのための3分間育児/おおたとしまさ

 

 

 先日紹介した『進学塾という選択 (日経プレミアシリーズ)』は進学塾ガイドみたいになってて、イマイチピンと来なかったのですが、この本はなかなか秀逸です。

 世のおとーさん方は、ワタクシ自身を含めておかーさん方から「育児をしない!」と不満を募らされていて、そのうち、おかーさん方と子供たちの連合軍から見捨てられかねないというリスクに晒されている方が少なからずいらっしゃると思います。

 そんな中、この本ではおとーさん方に対して、おかーさん方とは違うスタンスでの育児を勧められています。

 基本的にそうならざるを得ないという側面もあるのですが、ずっとベッタリと子供と接するおかーさん方は、子供の行動の細かいところにまで目が行って、ついつい口うるさくなってしまう傾向が強いですが、おとーさん方は、そういうところには敢えて目をつぶって大きな目で見てあげて、さらに子供の「存在意義」を肯定してあげるようなアプローチが効果的なようです。

 まあ、そうなるとおかーさん方から「オイシイところだけ取って!」みたいなクレームもありそうですが、そういう棲み分けをすることで子供たちの「逃げ場」を作ったり、多様性への対応の糸口を作ったりと、いろいろとメリットは多いようです。

 特にワタクシの場合、単身赴任で、世のおとーさん方よりも、更に密度がウスくなりがちなんで、非常に参考になりました!