雇われないで生きよう!/高城幸司

 

雇われないで生きよう!

雇われないで生きよう!

 

 

 昨日に引き続き、高城さんの「起業本」です。

 ただ、この本は高城さんがリクルート在職時代に書かれた本のようで、起業を志す人向けの雑誌『アントレ』の編集長をされていたことから、ということで執筆依頼があったんだと思われます。

 『アントレ』の元編集長として、起業の細かいテクニック的なものもモチロン紹介されているのですが、後に高城さん自身もリクルートを離れて起業されるということもあって、リクルートに脈々と受け継がれているアントレプレナーシップ起業家精神)みたいなものを紹介されています。

 まあ、この本は「企業内で働き続ける」にせよ、そういった自律的な考え方の下で働くことの重要性を強調されていて、企業で働く自分のことを「サラリーマン」というのではなく「ビジネスマン」(今となっては「ビジネスパーソン」というべきなんでしょうけど…)と呼ぶように勧められています。

 どういうことかというと、会社に給料を「いただいて」いるわけではなく、自分が生み出した価値に対しての「対価をもらっている」という意識を強く持つべきだ、ということです。

 そこからスタートして、徐々に自律的に働いていけるようにすることで、いつ会社を離れても生き抜いていけるようにしておく、それこそが重要なんだということです。

 ぶら下がりじゃ、もう生きていけないようですよ…