家のみを極める/土屋敦

 

家飲みを極める (NHK出版新書 487)

家飲みを極める (NHK出版新書 487)

 

 

 料理研究家の方が書かれた「家のみ」のアテについての本です。

 家のみのアテって言っても、居酒屋でごくフツーに見かけるメニューを自分で作ってみて…というモノなのですが、料理研究家の方、かつ相当飲むのがお好きな方のようで、如何に酒に「合う」ような味にするか、ということについて、ハンパじゃないこだわりで紹介されています。

 そのメニューというのが、枝豆、刺身、揚げジャガ、オニオンスライス、お浸し、だし巻き玉子、ポテサラ、豚肉の味噌漬け、揚げ出し豆腐、焼きおにぎり、味噌汁という、突き出しから〆までのオーソドックスな居酒屋メニューなんですが、素材を切る向
きから、火を通す温度まで徹底的に酒に合うための工夫を凝らされています。

 アテづくりも酒の「アテ」とおっしゃっておられて、ちょっとこういうことをしながら、一杯やってみたい、と思わせるほど、ハマってしまいそうな予感が…