影響力の武器/ロバート・B・チャルディーニ

 

影響力の武器―なぜ、人は動かされるのか

影響力の武器―なぜ、人は動かされるのか

 

 

 これも『年収を上げる読書術』の推薦図書です。

 最近、やたらとページ数の多い翻訳モノばかりで、結構疲れます。

 この本も450ページ以上の大著なのですが、人間が「こういうときには、こういう行動をする」強い傾向がある、ということを集めたモノです。

 そういう傾向をマーケティング等に応用するということで、この本もそういう動きの「古典」とも言えるモノで、例えば人は何をかをしてもらったら、それに対する「お返し」をしたくなるという、返報性に関する傾向は聞いたことがある人が多いのではないでしょうか。

 後は、権威にひれ伏しやすいとか、好意を持った人への反応など、顕著な反応を紹介されているのですが、驚くのがこの本で紹介されている多くの「法則」が、先日紹介した「詐欺」の手口として紹介されていたモノの多くと被っているということです。

 きっと詐欺の業界と言うのは、こういったことへの「応用」の先進的な事例なんでしょうね…ということで、この本を熟読して、そういう被害を受けるのを未然に防止しましょう!