- 作者: J.D.クランボルツ,A.S.レヴィン,John D. Krumboltz,Al S. Levin,花田 光世,大木 紀子,宮地 夕紀子
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2005/11/18
- メディア: 単行本
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最終盤と言いつつ、あと数冊『年収を上げる読書術』の推薦図書が続きます。
この本は主に「天職」に関するものと言ったらいいのか、結果として望ましい職を手に入れた人たちのことを取り上げられています。
でも、だからと言って必ずしも始めからその職を目指していたわけではなくて、最初に目指していたところを断念して、と言う人がほとんどだったりします。
よく我々は子供や学生たちに向かって、「将来何になりたの?」などと聞くことがありますが、オトナである我々にしても将来のことはよくわからないのに…とこの本の中で揶揄されています(笑)
しかもそれを言わせることが、その子にとって思わぬ「重荷」になってしまうこともあるようです。
もちろん何かを目指して努力をするということは重要ではあるのですが、決して当初目指していたところに辿り着かなかったからと言って、必ずしも「失敗」だというワケではなくて、むしろ最初の目標設定時の認識不足だったり、辿り着いたところが思いの外素晴らしいところだったりするわけです。
だから、目の前のことを誠実にこなし、いろんな可能性にオープンでいることが、望外の幸運をもたらすことがある、ということをアタマの片隅においておくことが重要なようです。