まずいラーメン屋はどこへ消えた?「椅子取りゲーム社会」で生き残る方法 (小学館101新書)
- 作者: 岩崎夏海
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2013/06/03
- メディア: 単行本
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タイトルの意図は、ネットが普及する以前の社会だと、多少問題のあるラーメン屋でも近所にあれば、それなりにお客さんは入っていたんだけれでも、食べログなんかの普及で、ある一定の基準に満たない店は、ディスられて、その悪評ゆえに客足が絶えてしまうということで、ライバルも比較的広域になってしまうということです。
そんな中で生き残ろうと思ったら、絶え間なくイノベーションを起こしていかないとダメで、一度イノベーションを起こしても、そこに依存していたらダメだということでコダックやソニーの事例を「イノベーションのジレンマ」の例として挙げられています。
逆に、そういう好例として挙げられているのがアップルで、例えば、iPodもイノベーションの一例ですが、その売上を損なってしまいかねないiPhoneを敢然と開発するなど、継続的なイノベーションへの取組を絶賛されています。
言ってみればこの本は『もしドラ』の種明かしで、『もしドラ』出版の経緯についても触れられています。
『もしドラ』を読んだ人は、それにとどまらず是非、この本まで手に取ってもらいたいと思います。