2枚目の名刺/米倉誠一郎

 

 

 一橋大学イノベーションを専門とされているセンセイの著書なんですが、タイトルからも伺えるように、如何にも大学のセンセイが書かれるような浮世離れしたモノではなく、最新の「働き方」の提唱ともいえる本です。

 「2枚目の名刺」っていうと、週末起業などの副業を思い浮かべる方が多いと思いますし、ワタクシもそういう本だと思って手に取ってみたのですが、この本はそういうことに限らず本業とは違ったことに並行して取り組むことで、双方にシナジー効果をもたらすことが期待できるようです。

 割と、従来の専門分野を活用した「プロボノ」というカタチでのNPOやNGOでの活動が多く取り上げられていますが、こういうことに取り組むことで、こんなにも社会人としての人生を充実させることができるのかと思うと、かなり眩く映りました。