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「できる人」という幻想/常見陽平

 

 

 若い人の「自分探し」みたいなトピックで多くの著作を持つ常見さんの著書です。

 最近自己啓発本が若い人の間で人気を博していて、ワタクシ自身(最早、若い人ではありませんが…)も、そんな本を中心にこのブログを回しているワケですが、そんなモノが取り上げる人物像ってホントにいるのか?と言うモノです。

 第1章で、入社式の訓示の話が出てきますが、こんな人材になって欲しいといった感じの話をすることが通例のようですが、じゃあそんな人材がそこの会社にいるの?というと、正直無いモノねだりっぽいことが多いようで、今までそんな人材を育ててこれなくて、何の経験もない新入社員にそうなって欲しいってのは、ムシがよくありませんか?ということで、ちょっと滑稽な感じがしますよね!?

 同じく、メディアなどが取り上げる「グローバル人材」や「起業家」について取り上げて、そんなにカッコいいもんじゃないでしょ…ということで地に足の着いた、海外で活躍するビジネスパーソン、ひと頃は起業家のアイコンとも言える存在であった、リクルート創業者の江副浩正さんの毀誉褒貶についても取り上げられます。

 如何にイメージに振り回されて、それを元に「自分探し」をしてしまうことが虚しいことかということを語られているように思えます。