佐藤さんに「組織の掟」なんて言われると、ちょっと身構えてしまいませんか?
結局は外務省と言う「組織」にスケープゴートにされてしまった経験を持つ佐藤さんだからこと語れる「組織の中で泳ぐ」方法です。
佐藤さんご自身器用に組織の中を泳ぐというイメージからは遠い気がするのですが、その有能さ故に便利使いされることもあったようで、そんな中で如何に無用な地雷を踏むことなく、それでもある程度大胆に仕事を進めていけるようにするか、ということが主要なトピックとなっています。
佐藤さんがおっしゃると意外に感じる人も少なくないと思いますが「上司には絶対服従」という掟が厳然としてるようで、それは外務省だからというわけではなく、その組織においても「鉄の掟」だということで、もっと早く知りたかった…とワタクシなどは思わなくもないのですが…
組織の中で生きていくというのは、こんなにもメンドくさいことだったのかと改めて思い返させるとともに、気を付けないと…と背中にちょっと冷たいモノを感じさせる本でもあります。