『夢をかなえるゾウ』の水野敬也さんを発掘したことで知られる凄腕編集者による「読む技術」です。
編集者だからおっしゃるワケではないと思うのですが、このご時世になっても、やはりインプットとしての読書と言うのは不可欠だということで、とりあえず月に10冊読むこと、それがインプットとしての出発点だということです。
そうする中で自分なりの本を選ぶ「軸」を見出し、その上で自分の読書のポートフォリオを時折見直して手薄になっているところを意識して補っていくということを繰り返すことでインプットが充実してくると言うことのようです。
まあ、こうういと当たり前のことばっかり言っているように思えるかもしれませんが、最近、自分の本を出版したからだと思っていたのですが、著者と読者の間に介在する編集者の動きが感じられるようになった編集者の動きに触れておられたり、編集者としてのテクニックということで、短時間で著者の言わんとするところを汲み取るための読み方を紹介されていたりと、ひょっとして入門編を意図して手に取った人には、ちょっとキビシいんじゃないかと思えるほど、ある程度以上に読書経験を積み重ねた人が、自分に足りない部分を認識するためにあるような内容になっています。
あー、またガンバろ…