林修の仕事原論

 

 

 「今でしょ!」の林センセイの「仕事」論です。

 林センセイは、別に好き好んで予備校やテレビの仕事をしているわけではないのですが、だからと言って、「結果」を残さなければ「仕事」をしたとは言えない、その「結果」というのが、お客さんや上司といった周囲の関係者を如何に「満足」させるか…それができないのは、あくまでも自分のせいだとおっしゃいます。

 そういう周囲の人を「満足」させるためには、如何にその人たちの求めるものをしっかりと注視して、それを満たすために周到な準備をするか、ということだということです。

 自分がどんなにリッパなことを考えていても、相手が満足してくれなければ、全く意味のないことで、そういう独りよがりな仕事の仕方をキビシく戒められています。

 林センセイ自身も、そういう風に周囲の期待に応えてきたからこそ、今自分に相応しいと思える「書く」と言う仕事に恵まれてきつつあるとおっしゃいます。

 意外とこういう観点で「仕事」論を展開する本ってなかった気がするので、結構身に詰まされる気がしました。