新進気鋭の社会学者としてメディアの露出も多い古市さんなのですが、実は博士号もなく、社会学者を名乗ることに非難する向きもなくはないということだそうです。
だからというワケではないんでしょうけど、日本の主要な社会学者12人に「社会学とは?」と問いかけることをキッカケにした対談をされます。
社会学と言うのは、門外漢だけではなく、それを職業にする人に取っても実態が捉えにくいモノのようで、古市さんの問う社会学の定義について、意外なほどその内容がバラけています。
というのも、社会学の扱う範囲の広範性というのもあるワケですが、それだけに他の学問だったらあるはずの汎用的な理論と言うのが存在しにくいようで、よりそれが曖昧な印象が強くしているようにも思えます。
でも、それだけにダイナミズムがあるともいえるワケで、あとがき古市さんが触れられているように、社会学の魅力が伝えられればとおっしゃっている目的は十二分に果たしているんじゃないかと、ワタクシ個人としては感じました。
社会学って、メチャメチャ面白いかも!?