2016年に来日し「世界一貧しい大統領」として知られるようになり、世知辛い日本社会に一服の涼風を吹かせたホセ・ムヒカ元ウルグアイ大統領のプロフィールや思想を紹介します。
ムヒカさん自身「貧しい」と言われることには反発されており、「無限の欲があって、もっと、もっとと欲しがる人こそが貧しい人だ」とおっしゃられています。
元々「清貧」の思想など、質素な生活に価値を見出す日本人にこそ受け入れやすい考え方だったということもあるのですが、過度の物質主義に毒された昨今の日本人が本来の姿を取り戻すために、一旦立ち止まって考えて、「何が本当に“豊か”なのか?」「何が本当の“幸せ”なのか?」ということを思い返すために、ムヒカ元大統領の来日は絶好のタイミングだったのかも知れません。