さとり世代/原田曜平

 

 

 『ヤンキー経済 消費の主役・新保守層の正体 (幻冬舎新書)』で知られる原田さんが「さとり世代」の若者たちと対談をして、そのライフスタイルに迫ります。

 以前、牛窪さんの著書でも紹介しましたが、「さとり世代」と言うのは、大体「ゆとり世代」と言われるゆとり教育を受けた世代に当たるのですが、この世代の人たちって、周囲からの同調圧力がハンパなく強いようで、目立つと非難されるということもあって、周囲から浮かないことを第一義にすることもあって、そんなに派手な消費をする志向しているワケではないのですが、「つながる」ための消費にはおカネを惜しまないということもあって、バカにできない市場規模ではあるようです。

 最後に、真逆の消費性向を持つバブル世代との対談で、さとり世代がドン引きする様子にウケたのですが、バブル世代の末期に属しながら、どっちかというと「さとり」的な性向があると思っていたワタクシですが、やっぱりそこまで周りに気を遣えないなあ、という部分は、やっぱりバブル世代なのかも知れません。