『ヤンキー経済 消費の主役・新保守層の正体 (幻冬舎新書)』の原田さんが、以前このブログでも古市さんとの対談本を紹介した中国版Twitter“微博(ウェイボー)”で多くの中国人フォロワーを持つ加藤さんと対談された本です。
原田さん自身もマーケティング・リサーチでかなりディープに中国に関わられているとのことですが、9年間中国に住んでいた加藤さんとともに、如何に日本企業の中国ビジネスを成功させるか、ということについて語ります。
中国ではどちらかというと民俗間、地域間の差異の方が顕著で、あまり世代論というのは重視されてこなかったのですが、“80后”“90后”の出現で初めて世代間の差異というのが意識されたと言うことです。
その中で原田さんは日本の世代論になぞらえて、“80后”は“バブル世代”的、“90后”は“さとり世代”的と表現されているのに興味をひかれました。
ただ未だビジネスの進め方としては人脈が左右する要素が強いということで、そういう面を強化しつつ、消費トレンドへの影響力を強めるようなマーケティングを並行して進めて行くべきだというところには強いナットク感がありました。