近頃の若者はなぜダメなのか 携帯世代と「新村社会」 (光文社新書)
- 作者: 原田曜平
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2010/01/16
- メディア: 新書
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若者研で多くの若者接する原田さんが「近頃の若者」ということで十把一絡げに切って捨てたようにも取れるタイトルの本を出版されるは意外だったので手に取ってみました。
でもこのタイトルは原田さん自身も多少そう思うところは無きにしも非ずだとは思うのですが、世間のオジさんオバさんから見て何故ダメに見えるのか、というニュアンスなんだと思えます。
ただ、ケータイの普及によって急速に若者たちの行動範囲が狭まっており、ケータイから情報に満足してしまって、実際の行動が非常に消極的になっていることを指摘されます。
というのもケータイですぐに「つながれる」一方、それぞれのコミュニティの「同質化圧力」がかなり強いようで、それに外れた動きを弾くチカラが強く働くため、それを避けるために最近の若者が異様なまでに「空気」を読もうとするようです。
結構そういうのがメンドくさい部分もあり、気心が知れた仲間内でしか実質的な行動を共にしないことが多いとということで、この本が書かれたのは2013年ということで、ボチボチこの本の対象となっている子たちが社会人になってくるということで、大丈夫なんかな…と結構心配になったのですが…