官能教育 私たちは愛とセックスをいかに教えられてきたか (幻冬舎新書)
- 作者: 植島啓司
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2013/11/29
- メディア: 新書
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時折メディアでもお見掛けする宗教人類学の植島教授による「自由恋愛のススメ」です。
なかなか刺激的な内容で、そもそも何故不倫がダメなの?その方が自然じゃない!?ということが冒頭から度肝を抜かれます。
そもそも生物学的にも愛情が継続するのは子供が生まれてから庇護を必要とする4年程度に限られるようで、それ以上愛情が継続することを期待するのは不合理で、近代国家形成の上で家族制度に一定の意義はあるとはいうものの、だからと言って現在の日本に置けるように不倫を過度にタブー視するのは不自然なのではないか、とおっしゃいます。
さらに、自由恋愛がフツーになると嫉妬などの恋愛にまつわる不合理な感情が軽減されるのではないか、とまでおっしゃいます。
ちょっとついていけないというのが正直なところですが、でもそうなったらいいなぁと思う自分があるのも正直なところだったりします。(笑)