一気に同時読み!世界史までわかる日本史/島崎晋

 

一気に同時読み! 世界史までわかる日本史 (SB新書)

一気に同時読み! 世界史までわかる日本史 (SB新書)

 

 

 先日紹介した池上彰さんの『(042)世界史で読み解く現代ニュース (ポプラ新書)』の中で触れられていて印象的だったのが、自国史と世界史を別個の科目として教えているのは、実は少数派らしくて驚いたとおっしゃっておられたことで、この本でもそのことが触れられていて、じゃあ、日本史と世界史をパラレルに紹介できる本を創ろうという趣旨でできたのがこの本です。

 その企画自体は非常に興味深くて、日本史が世界の歴史の流れの中でどんな影響を受けているのかがわかる!と思って手に取ったのですが、ただ単に同時期を輪切りにしているだけで、あんまり相互のリンクが取り上げられていませんでしたし、幕末までで終わってしまっていて、興醒め極まりない本でした…出口さんの『世界史としての日本史 (小学館新書)』を読んでなかったら、ここまで事前のハードルが上がることもなかったのかもしれませんが…