ゴミ情報の海から宝石を見つけ出す/津田大介

 

 

 ネット関連を中心に活躍されているジャーナリストの津田さんによるネットの「活用」法です。

 読者からの様々な質問に答えるカタチで構成された本なのですが、ネットでの情報の取り扱い方から、ネットに絡んだキャリアデザインの話まで、幅広いトピックが取り上げられます。

 ネットと言うと結構アヤシイ住人が多い印象がありますが、代表的な「ネット住人」の一人である津田さんのスタイルと言うのは想像を遥かに超えて「真っ当」です。

 以前紹介した池上さんと佐藤さんによる情報活用の本で取り上げられていたネットの活用法からすると、ネットへの親和度が高い津田さんならではの「作法」が見受けられるところもありますが、大部分はお二方の情報活用法と共通するところも多く、やはり情報リテラシというのは、メディアが変わったからと言って、そんなに方法論が変わるもんじゃないだな、と感じます。

 ネットに色メガネをお持ちの方におススメの本です。