すごい立地戦略/榎本篤史

 

 

 立地に関するコンサルティングを専門にされている方の著書です。

 店舗の立地を検討する際に、多くの経営者はただ単に人通りが多いからとか、賃料が安いからとかという単純な理由で決めてしまいがちだということですが、ビジネスを成功させるにあたって、時間帯ごとの人通りの状況や、どういう人がいるかどかについて、自分の業態と立地の整合性を鑑みながらすり合わせた上で決める必要があるようです。

 特に業態と立地のすり合わせは重要で、一旦成功したからと言ってそれで安心と言うワケではなくて、絶えず世の中の動向に合わせて、微調整を重ねていく必要があるようです。

 特にチェーン展開をしているビジネスでは店舗数と業態のバランスも重要な要素になるようで、かなりビミョーなバランスの上で成り立っているということを紹介されています。

 成功してるチェーンオペレーターでは独自の立地戦略を持っているところが多いようで、それも出店&撤退および業態の微調整を頻繁に行っているようです。

 “場所”のオモシロさがよくわかる店舗経営者必読の本なんじゃないでしょうか!?