先日、文章術に関する著書を紹介した樋口さんですが、今回のテーマは“聞き方”です。
確かにこの本、3What3W1Hなど、相手の意図をくみ取るように“聞く”ための方法論として、オモシロくかつ有益なスキームを紹介されているのですが、ちょっと不思議に思ったのがターゲットとする「読者」です。
こんな人っているよね~的に紹介されているのが、さっき言ったことを全く“聞いて”なくて、「あれってこういうことですか?」ってバッチリさっきいった内容を確認してくるような人…しかも、全く“聞いて”ないという自覚がない人だったりすることが多いようで…を紹介されているのですが、そういう人の姿勢を正そうとするのがこの本の趣旨なんだとしたら、そういう人がそういう問題意識を持っていないといけないと思うのですが、でも無自覚なんですよね!?
こういう「相手の意図を汲み取って」みたいなことを提唱する内容の本が、そんなターゲット設定でいいんですかね?