ウェブで政治を動かす!/津田大介

 

ウェブで政治を動かす! (朝日新書)

ウェブで政治を動かす! (朝日新書)

 

 「動かす!」っていうと、津田さんの意志のように響きますが、そういう意図もある程度はあるんでしょうけど、この本の内容はどっちかと言うとウェブと政治とネットの関わりと言うのは、まだまだ進化の余地の多いモノみたいですが、とは言いながら少しずつ進化しつつあるのも事実のようです。

 段々とネットを積極的に活用しようとする政治家も増えていますし、元大阪市長の橋下氏のように巧みに自分の影響力を強めるために活用してる事例も紹介されています。

 ただ津田さんが一番の意義として紹介されているのが、従来政治に無関心だった層が、東日本大震災での原発事故などを契機にネット経由で政治にコミットするようになってきたことです。

 段々とネットリテラシの無いジジイ層が減ってきて、ネットネイティブ層が増えていくにつれ、シルバー民主主義と言われる老害が払拭されていけばいいですね!(その頃は、ワタクシ自身がリッパなジジイなんですが…)