『島耕作』シリーズの作者で、いくつかの自己啓発本を書かれていることでも知られる弘兼さんが、文豪がよく書くような“ダンディズム”を語られた本です。
文豪のようなダンディズムと言いながら、そんなにカッコつけたモンじゃなくて、結構フツーに自己啓発本っぽい感じの内容になっています。
確かに、それなりに成功されて、クルマもメルセデスに乗られていたり、高級ワインをストックされていたりするのですが、成功されている割にかなり自然体というか、フツーな部分も多い気がしますし、自分のスジを通そうとするところと、自然にリラックスして私生活を楽しもうとする姿が非常にバランスが取れていて、あまり他人の目を気にせずに、自分の流儀を続けようとするところに、逆に現代的な“ダンディズム”を感じさせる本です。