韓国経済大崩壊の内幕/辺真一、勝又壽良、松崎隆司

 

韓国経済 大崩壊の全内幕

韓国経済 大崩壊の全内幕

 

 

 嫌韓本にはかなりたっぷりと眉にツバを塗って読むようにしているのですが、この本は2017年3月に出版されて、朴前大統領がスキャンダルで失職する前なんですが、職務停止になっていた時期で、国家機能が停止してかなり経済状態が悪いとは聞いていたのですが、ここまでか…と背筋が寒くなるほどのヒドさです。

 別冊宝島って、結構嫌韓本を手掛けているので、悪い要素をかき集めて作ったんじゃないか、とも思うのですが、『コリア・レポート』の辺さんも執筆陣に加わっているしなぁ…

 とにかく国家機関は機能停止に陥っているわ、これまで韓国経済の支えてきた財閥がスキャンダルや業績不振で総崩れの状態だわということで、そのしわ寄せがダイレクトに国民に来ているようで、若年層の失業率が10%超ということで、英語がペラペラのエリート大学生が卒業しても職が無くてパン屋でのバイトを強いられるということが紹介されています。

 まあ、悪意を持って悪材料をかき集めたら、今の日本でもこれ位のことは書ける気がするのですが、30%位真に受けるような気で読んではいるのですが、元々ウォン安依存で成り立っていた輸出が、ウォン高で停滞し、技術やオリジナリティの欠如で、今、経済の停滞でウォン安に戻っても売れるモノがないという状態にあるようで、これはかなり抜本的な構造改革をしないと、そこが見えてこないのかな…という気すらします。