活中論/近藤大介

 

活中論 巨大化&混迷化の中国と日本のチャンス

活中論 巨大化&混迷化の中国と日本のチャンス

 

 

 最近中国関連の本と言うと、ディスる方向のモノが多いのですが“活中”ということで「親中」でも「嫌中」でもなくということで手に取ってみたのですが…

 オバマ政権の頃からそういう雰囲気があったのですが、トランプ政権になってアメリカが“世界の警察官”の役割を放棄して、国内の充実の方向に向いて、最早日本もアメリカの傘の下でのうのうとしているワケにはいかない…だからといって自前で中国と対抗するワケにも行かない、だったらうまく中国を使おうよ!ということらしいです。

 正直、そういう論理が70ページ位で終わって、その後は習近平が如何に権力基盤を堅固にしているかということを延々と語られていて、なんだかなぁ…という感じです。

 でも、最近はちょっと揺り戻しが来ているようですが、ひと頃日本企業の中国離れが取り沙汰されていましたが、ちょっと中国経済が停滞しているからといって、今中国ビジネスから撤退してしまうのは極めてモッタイナイ!というところに関しては強くナットクです。

 というのも、消費のオイシサを知った中国人が多くなり、しかも日本の商品への志向が強いということで、うまく付き合っていくことがベターなのは間違いないですよね!?