脳科学者の茂木センセイによる英語本です。
「英語脳」ってことになっていますが、結構根性論的な内容も多く、当たり前ですがラクして英語を習得しようと言う方には全く不向きな内容です。
茂木センセイ自身の経験も踏まえてのメソッドなのですが、まず何よりも「自分にムチャ振り」することが英語習得の最も重要な要素だということです。
ロクに英語を話せもしないのに英語でプレゼンをしてみるとか、ネイティブしか居ないところに１人で飛び込むとか…これらはワタクシ自身も不本意ながら体験するハメになって、その効果を実証しているんですが…そういうことで“英語脳”が形成されるようです。
また「英語の論理」で話すということで、日本語をそのまま如何に正確に英語に置き換えたとしても、ロジックが日本語のままだと相手からすれば、個々のコトバは分かるんだけど、全体として何が言いたいのか解らないという事態を避けるために、英語の学習にカンタンな英語の本を山ほど読んで、英語らしいハナシの展開を身に付けることを取り入れるべきだとおっしゃいます。
知識偏重でディスられることの多い日本の英語教育ですが、それだけではなく入試での“落とすため”の問題が英語のスムーズな習得の阻害要因となっている側面もあり、そんなことなら英語での入試を止めてしまえ！とまで、一見暴論と思えることもおっしゃっていますが、なんとなくナットクしてしまいました…（笑）
