先日『新世代トップランナーの戦いかた 僕たちはこうして仕事を面白くする』という若手ビジネスパーソンに向けた労働観に関する本を紹介して、著名なビジネスパーソンのオムニバス形式ながらしっかり編集方針が行き届いていたことが印象的でしたが、結論から言うとこの本は真逆になっています。
ライフネット生命の岩瀬さんや“侍ハードラー”為末さんと『新世代トップランナーの戦いかた 僕たちはこうして仕事を面白くする』と共通の執筆者もいらっしゃるのですが、冒頭に編集者である角川oneテーマ21編集部のまえがきで、特に執筆者間の意見調整は行ってません…的な後付けの言い訳から始まってますが、多分この本のタイトル通りのテーマとメインのターゲット読者だけ伝えて好きなように書いてくださいっていうことだったんでしょうね…
個々の執筆者のおっしゃっていること自体は素晴らしい内容が多くて、特に若いビジネスパーソンにとっては示唆に満ちた内容なんですが、個人的には著名な、もしくはある程度の内容を保証できる執筆陣を集めました、さあ読んでください!ってそれだけでいいんですか?とどうしてもツッコミたくなる本でした…