御社の働き方改革、ここが間違ってます!/白河桃子

 

 

 「婚活」の白河さんが「働き方改革」を語ります。

 電通での若手社員の自殺を契機に安倍首相の肝いりで「働き方改革」が進められていますが、白河さんは政府の働き方改革会議の諮問委員を務められているということで、その中での議論も含めて「働き方改革」が待った無しの喫緊の国家的課題だということを強調されています。

 というのもデービッド・アトキンソンさんが著書で再三強調されているように、従来のように長時間労働人海戦術で成果を増やして行くことは最早不可能であり、如何にして生産性を上げていくかという意味でも、すべての企業が避けて通れない道のようです。

 ただ中高年層が長時間労働を美徳とする企業文化の中で成果を上げて来たが故に、未だに労働時間の長さを以って部下を評価しようとする傾向が強いようですが、経済のグローバル化に伴う国際競争の激化や人手不足によるリクルーティングの難しさなどから、何とか旧来の価値観から抜け出していく取組みをされてきた先進的な企業の実例を紹介されています。

 そういう必要性は最早個々の企業レベルを超えたものであり、日本が国際競争力を維持していくためにも、女性の活用を軸とした「働き方改革」は「勝つか、死か?(Win or Die?)という差し迫ったレベルの課題だということを日本全体で共有していかなければならないようです。