人生最後の英語鬼速やり直し／三木雄信

人生最後の英語鬼速やり直し

　ソフトバンクで孫さんの“右腕”を勤められていた三木さんの英語本です。

　なんと三木さんは、こういう英語習得に関するメソッドを実践するためのスクールも運営されているんですね！

　先日紹介した『なぜあの人は中学英語で世界のトップを説得できるのか――孫正義のYesと言わせる技術』でも、同様の主旨で如何に短期間に“使える”英語を習得するかということなんですが、あちらが具体的な表現なんかをメインにされているのに対して、こちらの方は、どう習得していくかの“戦略”がメインとなっています。

　結構この本、ワタクシが著書に書いたモノと被る内容が多くて、パクった？（ワケないか…）と思う程なんですけど、売り上げの差は比ぶべくもありません…（泣）

　一番大事なのが、まず英語で何をしたいかを決める、ということで、これナシには、少なくとも短期間で英語を習得することは覚束ないということで、ここはかなり強調されています。

　その上でその“専門分野”を狭く深く、繰り返し繰り返し“実践”することが秘訣だということです。

　忙しくてそんなのムリ！って言う向きもあるかと思いますが、逆にそういう人の方が、「スキマ時間」「ながら学習」の活用で密度の濃い取り組みができて、より効果的に習得できる傾向が強いようです。

　しつこいようですけど、ワタクシの著書と被った内容が多いということで、同意することも多いということなんですけど、今度こそ英語を何とかしたいと切実に思っている人は『なぜあの人は中学英語で世界のトップを説得できるのか』とこの本をセット（ついでにワタクシの本も…）にして学習すれば、かなり確率が上がりそうですよ。

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