朴槿恵と亡国の民/シンシアリー

 

朴槿恵と亡国の民

朴槿恵と亡国の民

 

 

 『韓国人による〇韓論』シリーズのシンシアリーさんが語る朴槿恵元大統領の就任から弾劾での解任、逮捕までを語ります。

 ただ、朴槿恵がテーマにはなっていますが、本の中で朴槿恵の半生を辿ることは韓国の近代政治史を語ることになるとおっしゃっているように、朴槿恵を通してみた韓国政治史と言った内容になっています。

 シンシアリーさんもこれまでの著書で触れられていますし、日本でもよく知られているように、代々の大統領は退任直後に訴追され、中には自死を選んだ人もいたということで、韓国の人たちの政治に対する感情の起伏の激しさに驚かされます。

 朴槿恵就任の時もそうだった記憶がありますし、文在寅大統領の就任時もそうでしたが、前大統領を石持って追い立てた挙句、新大統領を諸手を挙げて迎え入れたのはいいのですが、その後、ちょっとした失策を以ってヒステリックに糾弾し、その後追い詰めていく…そんな状況が続けば、誰も大統領にはなりたくないと思うのですが、それでも子々孫々が潤う程オイシいんでしょうかね…