世界に通用する一流の育て方/廣津留真理

 

 

 先日『英語で一流を育てる』を紹介した廣津留さんの著書ですが、あちらがメソッドを中心に紹介されていたのに対して、こちらはご自身がお嬢さんがハーバード大学に合格するまでの体験を中心に語られます。

 まあ方法論としては『英語で一流を育てる』に書かれていることと被っているんですが、個人的なところが多い分、再三意義を強調されている「家庭内学習」の比重が大きく扱われています。

 どうしても親としては、子どもが思ったように行動してくれることを望んであれこれ言ってしまいますが、それこそが子どもの考えるチカラを奪ってしまっているのかと思うと忸怩たる思いがあります。

 個人的には、この本の最後に治められているお嬢さんとの対談が印象的で、自律的な態度が非常に眩く映りました。