グーグルの人事担当の幹部が語るグーグルの人事にまつわるお話です。
日本では一貫して“人事”というコトバが使われている部署なんですが、英語では数十年前にはPersonnel Managementという比較的“人事”に近いコトバが使われていたのですが、最近ではほとんどの企業がHuman Resourcesというヒトを経営資源として考える用語を用いるようになっていたのですが、グーグルではさらにその考えを進めてPeople Operationsと呼んでいるということです。
グーグルはアメリカのフォーチュン誌が主催する調査で「最も働きやすい職場」に選ばれたということなのですが、その仕組みを作り上げられたのが、この本を書かれたボックさんです。
グーグルは自社のミッションとして「世界中の情報を整理し、世界中の人々がアクセスできて使えるようにする」ということを掲げているのですが、ボックさんは“人事”担当役員としてそのミッション達成のために、如何にして社員が「想像
力」を十全に発揮してもらうかということにあらゆる施策を収斂させていったようです。
日本ではそもそも多くの企業で社是や経営理念自体が単なるお題目に過ぎないですし、人事政策を経営理念と密接にリンクさせようとする意識すらないことが多いことを考えると、グーグルの先進性がうかがえます。
こういうところにグーグルの勢いの秘訣があるのかな!?
