ブルーオーシャン戦略/W・チャン・キム、レネ・モボルニュ

 

 

 2005年に出版されて一世を風靡した本ですが、今更ながら手に取ってみました。

 今回手に取ったのは2015年に出版された改訂版なのですが、冒頭に日本企業で“ブルーオーシャン戦略”を実践している企業の実例を消化されていて、日本ではこの本の出版以前にも類似の戦略をとる企業が既に存在していて、この本自体驚きを以って受け入れられることがなかったとおっしゃっています。

 要は「競争相手が存在しないところ(市場)で戦う(ビジネスを遂行する)」ということなんですが、じゃあ競争相手がいないところにそもそも市場が存
在するのか?という疑問があるのですが、そこは如何に潜在的なニーズを捉えるのかということで、いくつかの観点を提示されています。

 なかなかそういう市場を見出すというのはカンタンなことではないのですが、この本で提示されているような切り口で見て見ることで、そんなにトッピではない(と思われる)戦略を見出すことができるんじゃないかという気にさせられる本でした。