この本は約10年前に出版されたのですが、昨今のグローバル本の流行の草分けとも言える内容で、概ねそういった本が取り上げられている内容が既に取り込まれています。
というのも、未だにグローバルというと英語がどうのこうのという話に終始してしまいがちなのですが、モチロン英語は話せてナンボなのですが、ただ英語を話せて周囲をかき回すだけの“英語屋”の例もあるように、グローバルで活躍するだけのパーソナリティが重要だと指摘されています。
そのパーソナリティというのが“主体性”だということなのですが、戦後日本の教育や会社ではその人の学校での性先に応じて、ある程度進む道が規定されてしまい、自分がどう行動していくのかということを深く考えない人を多く生み出してしまっているようです。
そんな中で如何に主体性を持った人を育成して行くかということなのですが、学校も会社もあまりそういったところに、当時は見向きもしなかったようで、それが未だにグローバルリーダーの不足につながっているようです。
今は、ちょっとはマシな状況になっているといいんですけどねぇ…