究極の疲れないカラダ/仲野広倫

 

世界の最新医学が証明した 究極の疲れないカラダ

世界の最新医学が証明した 究極の疲れないカラダ

 

 

 ニューヨークでスポーツカイロプラクターとして活躍されている方が語るカラダのケアに関する本です。

 日本だとカイロプラクティックが医療行為として認められていなくて、マッサージの延長線上みたいな捉えられ方をされていますが、アメリカ、特にスポーツ界ではスポーツカイロプラクターが一次診断を行う役割を担うくらい重要視されているということで、まずはそこにオドロキました。

 “疲れないカラダ”というのはカラダの強度が強いということではなく、正しい動きを身に付けていて故障をするリスクが少ないカラダという意味のようで、座り方や立ち上がり方、眠り方など、生活の中で繰り返し行う動作について、正しい動きを身に付けるということで、できるだけカラダに負荷をかけないようにしようということです。

 また後半では医者へのかかり方みたなことも紹介されているのですが、アメリカではかなり患者の自己責任という考え方が主流で、日本のように医者が何とかしてくれるだろうという感じではないようで、しっかりと自分が主体的に治すという考え方の重要性を語られます。

 ナンにせよ、もうちょっと自分のカラダと対話してカラダが発するメッセージにふさわしい対処をするように心掛けるだけで、随分と状況は改善するのではないでしょうか!?