人生にムダなことはひとつもない/佐藤優、ナイツ

 

人生にムダなことはひとつもない

人生にムダなことはひとつもない

 

 

 「知の怪人」佐藤優さんがお笑い芸人のナイツと対談した本です。

 何でこんな本ができたのかな!?と思ったのですが、ナイツのお二人は、創価大学在学時に結成されて、敬虔な創価学会の会員ということで、創価学会の機関出版社である潮出版社が、学会員をターゲットとして、創価学会に造詣の深い佐藤さんとの対談を企画されたということみたいです。

 あまり創価学会の教義とかには明るくないのですが、勤勉さを重んじるところなどは、佐藤さんが信じるプロテスタントと近いイメージがあり、普段の著書で佐藤さんが語られていることをソフトなアプローチで語られているような感じです。

 敬虔な学会員がお笑い芸人をされているというのが、かなり意外だったのですが、創価学会自体が“笑い”をかなり重視されているということもあって、色んな意味で活動の支えとなっていることが伺えます。

 創価学会にはあまりいいイメージを持たない方もいらっしゃるかも知れませんが、ミョーな偏見を取り除くいい機会になる本かも知れません。