パスコースがない?じゃあ、つくればいい。/小柳ルミ子

 

パスコースがない? じゃあ、つくればいい。: ルミ子の勝手にサッカー学

パスコースがない? じゃあ、つくればいい。: ルミ子の勝手にサッカー学

 

 

 熱烈なサッカーフリーク、特にバルセロナ、メッシのファンとして知られる小柳ルミ子さんのサッカー本です。

 年間2000試合は観戦されるということで、サッカー選手から見ても唸るようなコメントをされるようですが、この本ではそういうマニアックな側面は封印して、サッカー選手の人格的な部分にフォーカスした内容が多くなっています。

 ご自身の長年の芸能生活での経験と重ね合わせて、やっぱりサッカーでも人と人とのつながりが重要だということを強調されていて、如何に相手を活かすかということにココロを砕くことができる選手が成功していっているじゃないかということを指摘されています。

 小柳さんがサッカー好きだということを押し出して、メディアに進出することに否定的な人もいらっしゃるようですが、“素人”でもこういう楽しみ方ができるんだということを示しておられるようで、一定の重要な役割を果たしているんじゃないかと、ワタクシ自身は感じております。