マンガ家の西原理恵子さんが、高校生の娘さんが反抗期になったのを期にされたのか、自分の半生を振り返りつつ、女の子の生き方のヒントを語られます。
西原さんが生まれ育った高知のとある地方では、ダンナさんが奥さんに暴力を振るうということが多かったようで、暴力を振るわれた奥さんが子どもにツラく当たると傾向が強かったようで、西原さん自身、自分もそういう風になるんだろうか、と恐怖を感じられていたようです。
そういった経験から、絵を描いて自分で稼いで生きて行こうと決意して上京し、成功をつかんだということなのですが、決して平坦な道のりだったワケではなく、アルコール依存症のご主人のDVに死ぬ思いをした時期があったということなのですが、それでも自分を取り戻すことができたのは、自分で“稼ぐ”ことができたからということです。
どうしてもダンナに経済的に依存すると、不必要なガマンを強いられることも少なからずあり、少なくとも自分で“立って”いることができることで、いつでもダンナを“捨てる”という選択を持てるということがシアワセにつながる確率をあげることになるようです。
未だに専業主婦への志向が根強くあるようですが、それはそれとして、すべての若い女性に一読してもらいたいところです。